いきなりだが肉が食いたくて食いたくてはちきれそうになったしゃもじ隊は、やおら紙粘土を取り出して丹念にそれをこねくり回し、マンガに出てくるあの骨つき肉をクリソツにこさえ絵の具で本物かと見まごうばかりの肉の塊を仕上げてみたものの、この一連の行為が我々の欲求を何一つ満たさないことにハタと気づき、もはや奈落の底でノリ茶漬けでもすするしかないのかと絶望の淵に立たされていた土曜日の昼。
そんな我々を救うソリューションはなんだ?しゃもじ隊のバリューはなんだ?と大前研一ばりに自問自答した結果、それはそう!恵比寿にある『黒毛七厘』なのであり、こうなったからには勘定奉行にお任せあれ〜!のオービックなのであった。
で恵比寿に瞬間移動。一目散に目指しますとも。恵比寿はまさにしゃもじ隊のホームグラウンドであるので、それはまさに仙台で投げるマー君でありサムライブルーで埋めつくされたザックジャパンでありトリプルアクセルを飛ぶ真央ちゃんなのである@ソチオリンピック目前
たのもー!肉ください!!今すぐに!
といった風でお店に凸ニュー。入ってみた第一印象はかなーり狭い!ざっと12席か。こちらの黒毛七厘さんは出来た当初からかなり注目し続けていたもののなかなか行き着くこと叶わずな待望のお店であった。
さて着席。メニュー。凝視5秒。注文。この間わずか11.5秒。一矢乱れぬこの動き。全ては肉のために…
というか選択肢は2つ。ハンバーグかメンチカツ。潔さが素敵だ。とはいえハンバーグとメンチカツにせずにハンバーグにメンチカツ乗せオプションをつければよかったのか…いやまてよ…そんなに食えるのか…いやでもハンバーグだけでは物足りないのではないのか…どちらもバッティングしないし…うーむ…
と悩みまくっているうちにサラダとスープ登場。ここは一瞬で平らげとにかく肉を迎え撃つ準備に集中。
うおっ、来た。ほおぉメンチカツはかなりまるっとゴロッと。想像よりデカイ。3つあります。真っ二つに切ると豪快に湯気がもわーっと。そして肉汁がどはーっと。なんというこの手のひらエンターテイメント!
( ̄◇ ̄;)
でわ実食!おぉぉこの間違いなく肉であることを強烈に主張してくるこの塊は…しかもメチャ熱い!それ大事!粗挽きかつ豪快ながらギューっとしまった肉弾丸。脳天にガツンとくる美味さ。味付けはあまりしていないであろう肉がここまで濃い主張をするなんてインパクトでかすぎ。肉汁もコクがあって甘い。いやー凄い。
ソースをお好みでと出してもらったが、何もかけないでがっつり食べられる。ご飯も進むし、たまにキャベツでサッパリしつつあっという間に完食!
まとめー
いきなり怒涛の勢いで肉を欲しここまでたどりついたわけだが、こんなに美味しいメンチカツを食べたのは生まれて初めて級。牛がA5だとかA4だとか、何と大判のA3も出力できるのですよ!というランク的なブランドはよくわからないしどうでもいいのだが、純粋に肉として美味い。肉の塊ではこのジューシーさとコクが出ないとすら思える。肉の美味しさとは基本的にジワーッとくるものではなく脳天にガツンとくるものだよなぁ…としみじみ思わせてくれるそんなひと時であった。
次回はハンバーグにメンチカツ2個乗せで食したい。ランチもいいけど夜に飲みながらこのメンチカツ食べてワイン飲んで舌鼓たいなぁ…
ごちそうさまでしたー